メルマガ「これからの金融業界」Vol.089を発行しました。

前号(03/22)から13日ぶりの配信です。

【これからの金融業界Vol.089】第3回産構審商品先物取引分科会

3月31日付日経朝刊の記事
関西商取、東穀取のコメ取引移管受け入れへ

『経営の悪化した東穀取を解体し商品別に他の取引所に移管する構想が前進する。
決断を先送りし場当たり的な対応を繰り返してきた東穀取や農林水産省に対し、
業を煮やした商品先物業界が最後は押し切る形になった。』

『東穀取は(中略)業界の意向を受け入れる格好で2年に及ぶ混乱の収拾に動かざるを得なくなった。』

という文章を読むと、
コメは関西商品取引所、トウモロコシや大豆は東京工業品取引所と
別々に移管することが商品先物業界の総意だと言っているように感じました。

解せません。

業界の総意は東京工業品取引所への全銘柄移管ではないのでしょうか。

本当にコメを関西商品取引所に移管してもいいのでしょうか。

傍聴した『産業構造審議会第3回商品先物取引分科会』でも
農産物市場とエネルギー市場のことは分けて議論しているようでした。

総合取引所の実現に近づくために、
コメも素直に東京工業品取引所に移管していただきたい。

記事には、

『「監督官庁や取引利用者、株主など多様な関係者がいて
簡単には調整が付かない」との見方もある。今後、交渉には曲折がありそうだ。』

とありますが、
商品先物業界の進むべき道はどちらなのか。

業界関係者は本気で議論して、「総意」をまとめ上げ、
監督官庁を動かしてほしいと思います。

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